先日制作したお喋り動画は作家の生存戦略に焦点をあてたもので、実際には2時間越えの収録内容を45分の尺に収めるのはなかなか難しい作業だった。 削除せざるをえなかった内容のひとつは作家の悩みに関すること――出演者の秋津燈太郎さんの語る遅筆問題だったりのらねこさんの自信がない問題だったりだ。
灯争大戦の日本版イラストから漂流する美意識を問う・箸休め小話
僕の好きなことを適当に書き散らすというコンセプトのプチ連載・箸休め小話、カニエ・ウエストの聴きすぎで音楽に少し疲れたので話題を変えよう。 Magic: The Gathering というカードゲーム、正確にはそのデジタル版 MTG Arena に最近ハマっていることはご愛読頂いているあなたには周知のとおり。
文学好きに勧める、MTGの世界観とその掌編小説の魅力
Magic: The Gathering が世界中の現存するゲームのなかでもっとも複雑で、おそらくは唯一必勝法が計算不可能なものと科学的に認められたらしい。
批評論・翻訳された詩や小説の批評はいかにして可能か?
賢明なあなたならご存知のとおり、日本では批評はなにかと物騒なものとして受け取られるため、批評自体への批判――端的にいえば無垢なひとびとによる言論封殺の壁にぶちあたる。 経験上、いちばん多い批判はみんな違ってみんな良い論だろうか。
マジック歴2ヶ月の批評家がMTGアリーナの魅力を語る
Magic: The Gathering を知っているだろうか。 去年、ポケモンカードを YouTuber らがこぞって採りあげて全国のカードショップやメルカリで価格が高騰したことが記憶に新しいが、1993年に発売開始のマジックは世界初のTCG(トレーディング・カードゲーム)としてポケカやデュエルマスターズ、ハースストーン、シャドウバースの祖にあたる。