CRPG再興を先駆ける新スタンダード、『ウェイストランド3』批評的感想

今、CRPG再興の熱いムーブメントが起きているのをご存知だろうか。 もちろん、この場合のRPGとは、日本国内では馴染みの深いドラゴンクエストやファイナルファンタジーのような既定の物語とキャラクターを中心に展開する作品ではなく、テーブルトップのRPGに起源をもつ数値とダイス判定でさまざまに物語が変化するPC向けのゲーム作品のことだ。

選択肢なきプレイする映画体験の成功と失敗、『The Last of Us Part 2』批評的感想

結論からいうと僕はダメだった。 奴隷生活の上に脱走罪で拷問され、消耗し、丸腰で、戦意さえも失っている痩身の宿敵アビーに彼女の大事な子どもの命を人質にとって戦いを無理強いし、何度も何度もナイフを振りまわしてその身を切り刻む――。

暗鬱な美しき煉獄を駆ける秀作ローグライト、『West of Dead』批評的感想

今年6月は世界のゲーマーにはキツい1ヶ月だった。 バトロワを事実上完成させた『Apex Legends』のカウンターとして古典回帰的な 『Valorant』 がFPS界隈を賑わすなか、今月初めにまず多くのデベロッパーが新作発表を矢継ぎ早に撃ちだして物量攻勢の火蓋を切った。

8秒間の戦術が生死をわける秀作ストラテジー、『Broken Lines』批評的感想

ストラテジーゲームの醍醐味は何といって最大効率を計るプランが物の見事にハマった瞬間だろう。 敵の群れに攻撃チャンスを渡すことなく完封したとき、兵站を工夫して戦闘のリソースを安定化させられたとき、何度目かのやり直しの末に無駄のない開発手順で序盤の難所を乗り切ったとき。

ヒロイン依存の疑似RPG、『ファイナルファンタジー7 リメイク』批評的感想

最近、日本の国産デジタルゲームの世界的躍進が目覚ましい。 昨年最も評価された作品『Sekiro: Shadow Dies Twice』や『デス・ストランディング』にはじまり、今の新型コロナ禍による外出禁止もあってか『あつまれ どうぶつの森』や『バイオハザード RE3』、そして『ファイナルファンタジー7 リメイク』(以下、『FF7R』と略記)の情報を海外のゲームメディアが日夜熱心に発信している印象を受ける。

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