NORANEKO散文詩 No.01「fureai」

fureai  午前八時のカノン、その、安いオルゴールの時報を僕らは聞き流す。余白の霧が立ち込める、開店間もない喫茶店が蠕動している。漆喰の壁が、ニスの剥げた木床が、呼吸に上下している。僕らは四人がけのルビンの壺に相向かいで腰を沈める。僕は通路側に頭を向けて、君は窓を背にあくびをして。

信仰と合理的思考、ユニテリアンの歴史とシャルリ・エブド紙襲撃テロ事件

1月7日のシャルリ・エブド紙襲撃テロ事件、1月20日のイスラム国による邦人人質の身代金要求と、遅まきながらようやくイスラム過激派をはじめとする宗教上の信仰と原理主義の問題が日本国内でも議論されはじめました。

仕事と暮らしの統治術、ライフハック哲学は何故必要か?

人類は、文明史の黎明よりさまざまな物事に苦しんできました。シュメール法典をはじめ、アッカドや古代エジプトの文学作品をたずねるとそれがよくわかります。もっとも、苦しみ自体は自然環境に対する生物の適応の一つであり、生存の努力をうながします。しかし、都市が成立すると、ヒトは自然とは別の新たな環境に置かれました。ヒトのなかの「動物」がかつての意義を失い「誤作動」を起こすようになったのです。

哲学カフェ「未来のコミュニティ」in 浅草橋ブレッドボード

11月22日、東京都内のシェアハウス・浅草橋ブレッドボードで、「未来のコミュニティ」をテーマとする哲学カフェを催しました。

東京スカイツリー、再帰性を高める都市と「伝統」の好例

現在、東京を中心にして再開発が進んでいます。 そこでの大きな特徴として「再帰性」(reflexivity)ということが挙げられます。 「再帰性」とは、アンソニー・ギデンズをはじめとして、後期近代社会を特徴付ける概念の一つです。その特徴は、「自己モニタリング」のように、自己を見つめかえす(かえされる)ことで、自分を価値やイメージなどの環境に適応させていこうとする性向です。つまり、自己とイメージの重ね合わせです。 さて、そのような現象は都市にも現れています。具体的には自己と「伝統」の重ね合わせです。リンクは「東京スカイツリー」のHPで、そのコンセプトが書かれているページです。以下、引用です。

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