近年、ゲーム配信文化の隆盛とともに「ゲーマー」の裾野が急速にひろがってきた。 「ゲーマー」とわざわざ括弧付きで書いたのは配信文化の担い手がかならずしも実際にプレイする者にかぎらず、配信者や実況者のプレイングを観るのが好きな者、いわゆる動画視聴勢も含むからだ。
批評論:高評価アクション『デスループ』の退屈さを課題構造から考える
先日、2021年に最も高く評価された作品のひとつ、Arkane Lyon による『Deathloop』の世間的な評価を調べていたら興味深い批判記事をみつけた。
2021年の私的ベスト映像部門賞、『The Ascent』批評的感想
7月末、マイクロソフト専用タイトルとして期待の新作『The Ascent』がリリースされた。 PS版がないという仕様上、日本国内ではどうしても話題にならなかったが、サイバーパンクな世界観で「アーコロジー(都市型の巨大建造物)」という舞台装置を最大限に生かした素晴らしい作品だ。
批評論:『ディスコ・エリジウム』とクロワッサン問題の再考
学生時代から思索と文章に情熱を傾けてきて、今後もふくらまし続けるべきアイデアがようやく手許に残りはじめた。 最近だとまず、ゲームの課題構造論、そして、批評論のクロワッサン問題だ。
コロナ禍でのコーヒー趣味、フレンチプレスの美味しい淹れ方をプロに聞いた
真夜中のコンビニ店員として赤裸々な労働事情を分析的に書いてもきた当批評ブログでは、新型コロナウイルス禍での職場や生活環境の変化も記事にしているのはご存知の通り。 今回は、東京都内の珈琲屋でドリップマンとして働きながら詩作活動もされている友人のなゆた創さんにお話を聞いた。