はいッ、どうも、ワーブア系美食家のぴゅくむくですッ!
はじまりましたね、マジック・ザ・ギャザリングの灯争大戦。
俺もひつじやちゃんの影響で最近MTGアリーナをはじめてみたんやけど、普段アタマを使っていないせいか知恵熱を起こして寝込んでしまったので息抜きにこんなんやってみました。
MTGアリーナってなに?ってひとは是非彼のアリーナ紹介記事を読んでみてね。
今回の本題はこっち、みんな大好きセブンプレミアムがサントリーのBOSSとコラボレーションしたオリジナル缶コーヒー、セブンズボス――。
の地域限定飲み比べセット!
セブンプレミアム商品が地域別に味を作り分けられているのは、知る人ぞ知るというか、セブン通の常識だったんやけど(おでんとかね)、近所のお店に寄ったらこんな飲み比べセットが売っていたので買ってみました。
地域毎にホントに味が違うの?
いちばん美味しい地域はどこなの?
というわけで、早速飲んで独断と偏見でオレが格付けしてみましたよっと。
まあ、オレは所詮しがないワーブア系美食家――嗜好品のコーヒーなんぞ普段はお店で飲まないし、常用の飲料水はもちろん水道水、コンビニで缶コーヒーなんて絶対に買いませんが。
あ、ちなみに赤の微糖の方ね。
No.1
く、悔しいッ!
オレはこう言いたかったんだ……Tokyo? ああ、バカ舌に覆われた廃墟ねって。
全国屈指のグルメ都市、大阪と京都を擁する関西圏がよもや関東なんぞの後塵を拝するとは夢にも思わなんだ。
認めよう、お前がナンバーワンだ、と。
というわけでね、関東・甲信越限定の微糖は100円クオリティとしては結構な美味しさ。
コーヒーの風味が味わいのトップにあり、甘さも苦味も適当で、バランスが非常に良い。
缶コーヒーにありがちな味わいの深みのなさも感じられないので素直に美味しく飲める。
太平洋側の関東と、内陸、日本海側に位置する甲信越とでは文化圏が結構違うんじゃね?とは思わなくもないけど、うーん、これはアリ。
No.2
おいッ、関西限定、なんだこの薄味は!
おれたちの薄味はなァ、ダシの濃厚な深みに裏打ちされての薄味であってなァ、おまえのこのクオリティだと関東・甲信越限定からその風味を引いただけになっちまってんだよォ。
はい、というわけでね、関西限定のセブンズボスも美味しくなくはないですよ。
関東・甲信越限定同様、バランスが非常に良い。
けれども彼らに比べれば風味が弱く、缶コーヒー特有の金属的なツーンとする苦味のような酸味のような何かが誤魔化せていない。
100円クオリティと考えたら、まあ、アリはアリかな?
この金額以上は払いたくないね。
No.3
うん、さすが北海道限定なだけあってミルクっぽさが前面に押しだされている。
問題はそれ以上でも以下でもないことで、それ以外の味わいの細部は特別印象に残ることはない。
味のバランスは良いけども、関西限定と比較してもなおコーヒーの風味は薄く、トップにあるミルクっぽさと後引く素朴なまろやかさだけで味わいが終わっている。
これも美味しくなくはないけど、これがコーヒーかといわれるとかなり怪しい。
まあ、甘味が少ないコーヒー牛乳ってところだね。
……岐阜の飛騨コーヒーしかこのジャンルでは普段飲まないようにしているけど。
ああ、カフェイン酔いしてきた。
No.4
あ、これは、美味しくないですね。
正確には、不味くはないってレベルかな。
スッキリした味わいといえば良さげに聞こえるけども、それは単に味の構造を作っていないせいで味覚の印象に残らないだけの話。
この手の味の薄さをウリにしたビールやお茶の類はごまんとあるけどね。
そういうのは例外なく廉価版なんだなあ。
緑茶の美味しい玉露がスッキリした味わいかってことよ。
No.4(タイ)
うん、これも中国・四国限定と味わいの構造がいっしょ。
東北限定はコーヒーの風味を前面に押しだしているからサッパリ風の中国・四国限定と対極にあるような印象を受けるけど、構造がないため、味わいから風味を差し引いたときに残るものが何もない。
そう、名付けるとしたら虚無味。
No.6
こ、これは、あえていおう、カスであると!
いやァ、東海・北陸限定さん、これはさすがにマズいですよ、文字通りにね。
味のトップにはミルク感を押しだしていて、ああ、北海道限定と同系統か……と思わせておいてのこの尾を引く異様な甘ったるさ。
喉元を過ぎるにも異物感があり、舌を離れてもなお甘味が残り続ける。
コーヒーというよりは駄菓子に近い印象――だから子どもは好きかもしれないね。
しかし、個人的にリスペクトしている金沢の民はこんなレベルで満足しているのだろうか。
暴動もんやで、コレ。
No.0(ランク外)
やっ、やったッ!!
さすが九州限定!
おれたちにできない事を平然とやってのけるッ
そこにシビれる!あこがれるゥ!
いや、なんとなーく察してはいたんですよ、九州限定は甘いだろう、めちゃくちゃ甘いだろう、と。
その予想通りのこの甘さ、微糖とは何か、缶コーヒーとは何かを再考させるこの糖度。
まさに甘味の一転突破。
ランキングに入れるとしたら4位タイだけど、甘味が得意なひとと苦手なひととで否応なく評価は上下するだろうね。
個人的に、九州のグルメレベルを知っている立場からするとこれも暴動もんのクオリティだけど、ぐへへ、甘党なもんで、好きなんだよなあ。
はいッ、というわけでねッ、いかがでしたでしょうか。
珈琲や缶コーヒーに詳しいひとが飲み比べてみたら、オレの格付けを覆すような意見や見解も出てくると思うので、セブンズボスのこの飲み比べセット、マジでお勧めです!
ではまた、安くて美味しく楽しめるものを紹介する次回のワープア美食批評でお会いしましょう。
じゃーねー。