※本文内の用語は原則として D&D 公式のものに従っていますが、不明なもの、公式の訳語がないもの、Larian 独自のものは羊谷知嘉の翻訳になります。日本語版 BG3 を確認次第修正予定(9/23)
バーバリアン
ヒットダイス d12
Lv.1 激怒 鎧わぬ守り
Lv.2 危険感知 捨て身の攻撃
Lv.3 原始の道(サブクラス選択)
Lv.4 特技/能力値上昇
Lv.5 追加攻撃 高速移動
Lv.6 原始の道の特徴(サブ)
Lv.7 野生の直感
Lv.8 特技/能力値上昇
Lv.9 荒々しきクリティカル
Lv.10 原始の道の特徴(サブ)
Lv.11 倒れずの激怒
Lv.12 特技/能力値上昇
バーバリアンの強みはなんといっても激怒 Rage と捨て身の攻撃 Reckless Attack です。
激怒とは、ボーナスアクションではいるバフ状態のことで、気絶状態になるか、自分のターン中に敵を攻撃せず、ダメージも受けずにターンを終了しないかぎり 1 分間継続します。ただし、呪文の発動も集中もできません。
激怒の効果は、
・近接武器攻撃と即興武器攻撃と投擲攻撃に追加ダメージを得る
・ [殴打] [刺突] [斬撃] のダメージ耐性を得る
・【筋力】判定と【筋力】セーヴィング・スローに有利を得る
で、サブクラスの選択でこの激怒をさらに強化できます。
捨て身の攻撃 Reckless Attack は、次の自分のターンまでアタックロールに有利を得る代わりに敵からのアタックロールにも有利を与えるというもの。
そのため、能力値向上のさいに選択できる特技、大業物の使い手 Great Weapon Master(習熟している重武器のアタックロールに −5 のペナルティを負う代わりにダメージボーナス +10 を得る)と相性が良く、素直に育てるなら筋力ベースのダメージディラーとして活躍できます。
また、鎧わぬ守り Unarmored Defence は、いかなる鎧も身に付けていないときにかぎりアーマクラスに【耐久力】修正値も追加するというもので、ヒットポイントの伸びの良さと激怒の耐性もあわせて中盤以降は盾なし鎧なしでもタンキングできるようになります。
おすすめの能力値は、筋力>耐久力>敏捷力の順で、それ以外は極論要りません。
トーテム戦士の道
以下からひとつ選択する
・熊(激怒中、精神以外のすべてのダメージタイプに耐性を得る&容赦ない獰猛さ Unrelenting Ferocity が使用可能(通常のアクションで 3-8 回復
・鷲(激怒中、敵はあなたへの機会攻撃ロールに不利をえて、あなたは早足をボーナスアクションでおこなえる&急降下攻撃 Diving Strike が使用可能(対象より高い位置にいるとき、通常のアクションで 5m 範囲内の飛びかかりで 2 ターンのあいだ伏せ状態にする、あなたは落下ダメージを受けない
・エルク(激怒中、移動速度が増加&スタンピード Primal Stampede が使用可能(通常のアクションで前方に突進し、9m 範囲内の直線上すべての敵を攻撃 4-7 して 2 ターンのあいだ転倒させる
・虎(激怒中、ジャンプ距離が増加&虎の血の渇き Tiger’s Bloodlust が使用可能(通常のアクションで 2m 範囲内の最大 3 体の敵を攻撃して出血状態にする、武器ダメージは通常攻撃の半分
・狼(激怒中、自身の 2m 以内の敵にたいする味方の近接アタックロールが有利を得る&扇動の遠吠え Inciting Howl の獲得(ボーナスアクションで 9m 範囲内のすべての味方がかれらの次のターンまで追加の移動距離を得る
レベル1呪文「スピーク・ウィズ・アニマルズ」の習得
以下からひとつ選択する
・熊(所持重量が 2 倍になる&【筋力】判定に有利を得る
・チンパンジー(落下ダメージに耐性を得る&食糧の投擲攻撃で敵を盲目にする
・クロコダイル(水系の地表にいるあいだ移動速度が増加&滑りやすい地表にいるあいだ伏せのセーヴィング・スローに有利を得る
・鷲(最大 12m の暗視を得る&〈知覚〉判定に有利を得る
・エルク(あなたと付近の味方全員が追加の移動速度を得る
・ミツアナグマ(ターンのはじめにあなたが毒・恐怖・魅了のいずれかの状態にあるとき、50%の確率で激怒ポイントを消費することなく激怒状態になる
・牡馬(早足があなたのレベルの 2 倍量の一時的ヒットポイントを与える
・虎(出血か毒状態の敵へのアタックロールに【筋力】修正値をさらに追加する&〈生存〉の習熟を得る
・狼(〈隠密〉の習熟を得る&あなたと付近の味方全員が〈隠密〉判定にあなたの【敏捷力】修正値のボーナスを得る
・クズリ(出血か毒状態の敵を攻撃するとき、1 ターンのあいだ重傷状態 maimed にする(移動不可、【敏捷力】判定に不利を負う
歩行困難な地表があなたの移動速度を遅くさせない
追加でもうひとつ選択する
狂戦士の道
激怒が狂乱に変わり、狂乱攻撃 Frenzied Strike と激怒の投擲 Enraged Throw が使用可能になる
・狂乱攻撃(ボーナスアクションとして装備中の武器で攻撃し、あなたは狂乱の消耗 Frenzied Strain を負う(消耗の累積数につき -1 のペナルティをアタックロールに負う(狂乱終了時にスタックはとり除かれる
・激怒の投擲(ボーナスアクションとしてアイテムかクリーチャーを拾って対象に投げ、追加ダメージを与え、1ターンのあいだ伏せ状態にする(重いものほどより多くのダメージを与え、あなたの【筋力】が投げられるものの重量に影響する
狂乱中、恐怖・魅了状態に陥らず、レベル2呪文「カーム・エモーションズ」に狂乱を終了させられない
通常アクションとして 9m 範囲内の敵 1 体を恐怖状態にさせる
荒ぶる魔法の道
ボーナスアクションとして、1 ターンのあいだあなたの 3m 範囲内のあらゆるものに呪文へのセーヴィングスローに習熟ボーナスをくわえさせる
通常の激怒にくわえ、荒ぶるうねり Wild Surge として以下のリストからランダムな魔法をひとつ惹き起こす
・光矢 Bolt of Light
(激怒中、あなたの胴体から 9m 範囲内に光の矢を放ち、敵 1 体を 1 ターンのあいだ盲目にして 1-6 [光輝] ダメージをあたえる
・闇のツル Dark Tendrils
(影なるツルがあなたを取り巻き、9m 範囲内のすべてのクリーチャーから生命力を吸収し、【耐久値】セーヴィング・スローに失敗したものに 1-12 の [死霊] ダメージをあたえる、あなたは 1-12 の一時的なヒットポイントを得る
・無形のスピリット Intangible Spirit
(激怒中、あなたは 9m 範囲内にフランフを召喚できる(フランフはあなたのターン終了時に爆発し、2m 範囲内の【敏捷力】セーヴィング・スローに失敗したそれぞれのクリーチャーに 1-6 の [力場] ダメージを与える
・魔法の報復 Magic Retribution
(激怒中、あなたに攻撃を当てた敵に 1-6 の [力場] ダメージを与える
・防護の光 Protective Lights
(激怒中、あなたと 3m 範囲内のすべての味方はアーマークラスに+1 を得る
・テレポート Teleport
(激怒中、18m 範囲内のあなたが視認できる空いている場所にボーナスアクションとしてテレポートできる
・ツタの成長 Vine Growth
(激怒中、あなたの 5m 範囲内があなた以外全員にとって移動困難な地表となり、移動速度を半減させる
・武器注入 Weapon Infusion
(激怒中、あなたの装備した武器は 1d6 の[力場]ダメージを追加で与え、光球を投げられるようになる
・恩恵 Boon(通常アクションとしてあなたか味方ひとりが 10ターンのあいだアタックロールとアビリティチェックに 1-4 のボーナスを得る
・レベル 1 呪文スロットの回復(通常アクションとしてあなたか味方 1 人がレベル 1 の呪文スロットを回復する
・レベル 2 呪文スロットの回復(通常アクションとしてあなたか味方 1 人がレベル 2 の呪文スロットを回復する
レベル 3 呪文スロット回復(通常アクションとしてあなたか味方 1 人がレベル 3 の呪文スロットを回復する
激怒中、ダメージを受けるかセーヴィング・スローに失敗するとあたらしく荒ぶる魔法のうねりを惹き起こして今のものと置き換わる
コメント
バーバリアン Lv.6 + ファイター Lv.6 のカーラックで難易度タクティシャンを攻略済み。サブは熊トーテム。
状況依存の能力が多いなかで [精神] 以外の全耐性を身に付けられる熊があたまひとつ抜けている印象。パーティー上限の少なさもありタンクとダメージディーラーの両方を担えるのはかなり大きい。盾も鎧も要らない耐久力の高さ。
カタログスペックだけでいえばトーテム戦士なら虎&クズリの毒出血ビルドも装備のシナジー次第ではなにかできそうではある。
狂戦士は、特技の酒場流喧嘩殺法 Taveran Blawrer の効果(あなたが素手攻撃、代用攻撃、投擲攻撃をしたとき、ダメージとアタックロールの両方における【筋力】修正値を 2 倍にする)とあわせて戦うと強いらしい。
ボーナスアクション増加用のシーフとアクションサージ用のファイターでマルチクラスして少し使った印象だとかなり楽しそう。一定の知識を要求するので 2 周目以降や熊の安定感に飽きたひとにお勧め。たとえるならオーバーウォッチのラインハルトとウィンストンぐらいプレイ感がちがって面白い。
ワイルドマジックはマルチで友達とパーテイープレイをするなら楽しそう。
総じて、バーバリアンはタンクも火力出しもできて使いやすいけど Lv.7 以降の成長が残念なので強さをもとめるならマルチクラス推奨かな。逆にいえばはじめてのマルチクラスに最適。特技/能力値向上はクラスレベル依存なのでお気を付けて。
バーバリアンメインのマルチクラスは追加攻撃を覚える Lv.5 以降がおすすめ。Lv.6 でサブクラスの特徴と激闘回数が 4 回にふえるのも重要です。