Category Archives: 作品

グルメ批評と情報評価の難しさとは何か?

現代の日本では、何事に対しても批評という行為が公の言論空間から抹殺されていますので、幼児的な自己中心性を否定し、俯瞰的な「神」の視点を打ちたて、そのもとで自身を規律化し、固有の自己として、個人として、自由と責任を負いうる主体として、動物から人間に成熟するという知性の構成原理と価値判断の限界を論じることにはある種の徒労感を覚えます。しかし、小保方問題でだれもがわかったように、価値判断を敢えてしないという競争戦略は、個としても、組織としても、日本経済のようにかならず破綻します。

思想や芸術の「深み」とは何か?

思想や芸術、料理や格言、ひとの人格にも、私たちは時として「深みがある」と肯定的に評し、また、浅い、軽薄だと否定的に評します。しかし、この場合の物事の深浅とは、そもそも一体何にもとづいた価値基準なのでしょうか?

現代を生き抜くための知のスタイルとコミュニティ

以下の対話記録は、ミシェル・セールの著作を読みながら人類の思想史を批判的に検討する研究会で、羊谷知嘉と吉田大郎さんとで、今日の「知」のスタイルとコミュニティのあり方を議論したものです。 語られているトピックは多岐にわたっておりますが、基本的なアイデアはシンプルです。