現代を生き抜くための知のスタイルとコミュニティ

以下の対話記録は、ミシェル・セールの著作を読みながら人類の思想史を批判的に検討する研究会で、羊谷知嘉と吉田大郎さんとで、今日の「知」のスタイルとコミュニティのあり方を議論したものです。

語られているトピックは多岐にわたっておりますが、基本的なアイデアはシンプルです。

まず、折りにふれて述べているとおり、2000年代後半以降の時代の現実は、人文系学問を伝統的に支えてきた形而上学的思考の存立を根本から危うくするものであり、それは、あらゆる秩序や理論形成を可能にする人間の知性の構成原理が危機に瀕しているということ。

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そして、「知」を、地球生命史という膨大な歴史の厚みの底から根本的かつ批判的に捉えなおし、再定義し、近代の学問制度の外部に新しい知のスタイルとコミュニティを創出する必要があるということです。この思想的アイデアを、私はEngineersimと呼んでいます。

フランス現代哲学者の[p2p type=”post_tag” value=”michel-serres”]ミシェル・セール[/p2p]は、私見では、初期の[p2p type=”post_tag” value=”gottfried-leibniz”]ライプニッツ[/p2p]論から今日にいたるまで一貫して現代性の構造を追求しているひとです。

日本では、ポストモダンが未だに続いているとおもっているひとがほとんどなので、現代性をめぐる問いは必然的に孤立せざるをえないのですが、人文学者は皆、無理と承知で、知のスタイルの観点からセールを越えでる必要があると私は考えます。

無料ダウンロードもできますので、ぜひ、お暇なときにお聴きください。 

知のスタイルとコミュニティ・前篇

知のスタイルとコミュニティ・後篇

Summary
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現代を生き抜くための知のスタイルとコミュニティ
Description
フランスの現代哲学者ミシェル・セールは、初期のライプニッツ論から今日にいたるまで一貫して現代性の構造を追求しています。私は「知」を、地球生命史という歴史の厚みの底から根本的に捉えなおし、再定義し、近代の学問制度の外部に新しい知のスタイルとコミュニティを創出する必要があると考えます
Author
羊谷知嘉

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Futurist ... "Engineerism" "Run! Mizumushi-Kun"